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2007/12/19     雪片と雪片頭
鳳凰単叢には春茶、秋茶、冬茶(雪片)がある。
夏に摘む茶もあるが、そんなものは自分たちで飲む茶ではなく、飲料の原料として輸出するものだと現地の人たちは考えている。

9月下旬から11月下旬までは秋茶の季節だが、鳳凰単叢の秋茶というのは香りが少なくあまりおいしくない。

11月下旬の秋茶の終わりごろ、鳳凰山に寒風が吹いたら最初の冬茶が摘まれる。これを雪片頭と呼ぶ。

この雪片頭が出てきたら鳳凰山は冬に入るのである。



雪片頭黄枝香の茶葉と湯色。



雪片黄枝香の茶葉と湯色。

上の画像の雪片頭黄枝香と雪片黄枝香を見比べてみても、それほどはっきりした違いは分からないが、飲み比べると微妙に風味が違う。

僕はこの雪片頭が出てくるのが待ち遠しい。
雪片頭が出たという知らせが入ったら鳳凰山へ飛んでいく。

茶葉というのは同じ茶園のものでも采茶する日や時間が異なれば風味は変わってくるものだ。


雪片を品茶する。

今冬の雪片頭は黄枝香、蜜蘭香、玉蘭香の3種類が良い。
雪片は黄枝香、蜜蘭香、玉蘭香、八仙、蘭花香の5種類を買ってきた。


雪片頭蜜蘭香


雪片蜜蘭香

雪片頭蜜蘭香と雪片蜜蘭香の茶葉。
雪片頭よりも雪片の方の茶葉が少し大きくて引き締まっている。


雪片頭蜜蘭香


雪片蜜蘭香

雪片頭蜜蘭香と雪片蜜蘭香の湯色。
湯色を見比べると雪片頭よりも雪片の方が透明感があってクリアだ。

だからといって確実に雪片の方がおいしいとは限らない。
何も教えずに飲み比べてもらうと、中には雪片頭の方が好きという人もいる。

今年の雪片頭、雪片鳳凰単叢はそれぞれの品種の違いが良く分かってとても勉強になると思う。


雪片黄枝香の茶園には黄枝香の花が咲いていた。
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2007/12/22     包種
茶葉を紙で包むことを『包種』と言います。
台湾の文山包種茶はもともと紙で包装していたのでこの名がついたと言われています。

広東省潮州では今でも紙で四角に包んだ茶葉を売っています。
包装の大きさは自由にできますので、これからのシーズンに小さく紙で包んだ茶葉をプレゼントするのも良いかもしれません。

包装の仕方を画像でご紹介します。


これは半斤(250g)用の包装紙で包んでいますが茶葉の量と紙の大きさを見てください。
紙は破けないように大きさの違うもの2枚を重ねています。



まず中の紙で包んでから外の紙をかぶせるようにして包んでいきます。
このとき長い辺の方のエッジを折ってきめています。



四角く包むには角をつまんで型をきめながら力を抜かずに包んでいきます。


茶葉をコーナーに押し込むようにして型をきめていきます。


まず片方を四角に形を整えながら包装が緩まないように少し
テンションをかけたまま包んでいきます。



両端を包んだら今度は横にして長い辺のほうをデパートの包装
の要領で折り込むように包んでいきます。



まるで最初から四角のものを包んでいるように見えます。


このように三角の端ができます。


三角の端をこのように折り込みます。


はい、できあがり。

シンガポールなどのバクテー屋では10g程の茶葉を小さくこのように包装して売っていますね。

きれいな紙で四角に包装して茶葉を持ち歩くのは粋かもです。







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2007/12/25     潮州鳳凰山
鳳凰山の街を過ぎしばらく上って行くと烏東山への上り口にたどり着く。


山に上る村道の道しるべが立っている。

このあたりの茶園が雪片単叢の最高のものが取れる場所だ。
天気好!空気好!ほんとうに空気がおいしい。
これより海抜が高くなると雪片はできない。


雪片八仙の茶園が緑鮮やかに広がっている。


きれいな雪片八仙の新芽。

茶葉の火入れ状況を見に、毎年最高の雪片をつくる茶農の家に行くと茶葉を焙じるいい香りがあたり一面に漂っていた。


雪片八仙を焙じている。


昔ながらに手作業で炭火焙煎をしている。


最初の火入れが終わった毛茶を品茶する。


昔ながらの『潮州式工夫茶』で品茶する。正式な潮州式工夫茶はいつでも茶杯は3つだ。人数が多ければ格上の人3人から順番に飲んでいく。

こうやってのんびりと品茶していると一日があっという間に終わってしまう。茶産地はほとんどが静かな山あいの中にあり、日本の田舎の風景とそんなに変わらない。茶農家はいろんな動物を飼っている。


先日罠で捕まえたという『野豚』。日本でいうイノシシだ。


ミツバチを飼って自家製蜂蜜をつくっている。


裏庭の池にはアヒルが元気いっぱいで遊んでる。その向こうに茶畑が見える。

鳳凰山の茶農はほとんど自給自足のような生活をしながら実に豊かに暮らしている。鳳凰茶区が中国の茶産地の中で最も環境が良いと言われるのはこの生活環境から来ているに違いない。
いつまでもこのままでいて欲しいものである。


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2007/12/28     陳年プーアール茶を飲む。
今日は雨だったので友人と70年代7542餅茶を飲んだ。
茶壺は『貢局』を使うことにした。


7542餅茶を崩した茶葉。

一度洗茶をして一煎目の湯を注ぎ蓋をする。






洗茶した茶を茶壺の上からかける。


すぐに茶海に移して一煎目の湯色。


二煎目の湯色。


三煎目の湯色。

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