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2008/01/02     謹賀新年
あけましておめでとうございます。
昨年中は大変お世話になりました。
今年もどうかよろしくお願い致します。

お正月に飲むお茶をあれこれ考えるのも楽しいものです。
かめきちは今日は武夷岩茶の『雀舌』を飲むことにしました。


雀舌

雀舌は中国語で「チェイサァ」と発音します。本来は茶葉の形状を表す言葉と思っていたのですが、昨年あたりから武夷山ではよく聞くようになった新しい品種名です。


かめきちは普段こんな茶器で飲んでいます。


100ccくらいの茶壺ですが茶葉はかなり大きめです。


左手で茶を淹れながら右手で写真を撮ったら変なアングルになりました。


茶海は湯色が分かるようにガラスのものを使っています。


岩茶にしては淡い黄金色をしていますがしっかりと岩韵があります。

雀舌は香りが甘くまろやかな品種ですので今春あたりから良いものが出てくる気がします。武夷岩茶は毎年たくさんの新しい品種が登場し、かめきちも毎年茶師といっしょに火入れをして品茶するのですが、なかなか良いものはできません。
今春はこの『雀舌』に期待しています。

年末にオスカー・ピーターソンが亡くなりました。
昨年もまた多くのミュージシャンが逝ってしまった年でした。
今日は雀舌を飲みながらピーターソンを聴いています。


OSCAR PERTERSON PLAYS GEORGE GERSHWIN



今年も皆様にとって良い年でありますように。

バンブー茶舘店主 かめきち






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2008/01/04     老仙翁を品茶する

老仙翁

老仙翁とは海抜1100m烏東管区季仔坪村茶園、宋種東方紅の下方にある樹齢400多年の老叢単叢の名前です。
樹高2.72m、樹姿半開帳、樹冠幅3.10×3.45mのこの茶樹は独特の山韵を持ち回甘が強く飲み口が爽快で、仔坪村茶園の特急単叢茶の一つに数えられています。
しかしこの茶樹は産量が少なく、毎年1.5~2.0斤ほどしか出来ません。
同じ茶園で后代を数本育成していたのですが、1996年に管理人が傍らにある巨大岩石を破壊したのをきっかけに茶樹が意欲をなくしてしまい、現在はこの后代を救済するために必死の努力が続けられています。


老仙翁の茶葉を品茶用に4g。


高山老叢単叢特有の色艶をしています。


品茶用蓋碗にこれくらいの量がちょうどです。


品茶用蓋碗は白い無地で蓋の香りを頻繁に聞くため蓋の取っ手が持ちやすいものを使います。


湯を注ぐと灰汁が浮いてきますので蓋碗の蓋で丁寧に取り除いて洗茶します。


洗茶したあとの蓋碗の蓋に灰汁が付いていますのでこれもきれいに湯で洗います。
これがとても大事なことです。



一煎目の湯を注ぎ蓋をして約10秒蒸らしてから茶杯に注ぎます。


『湯色金黄明亮』と言われる老仙翁の湯色です。

老仙翁は本当に素晴らしい単叢ですが現在は産量が非常に少なく、
かめきちも昨年春に20g頂いただけでした。
なんとか后代を救済して少しでも多く採れるようになって欲しいものです。
この単叢を皆さんに飲んでもらえる日が来る事を願っています。

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2008/01/05     牛肉店
最近中国各地で牛肉店が流行っています。
豚肉の値上がりが原因なのかどうかは分かりませんが、昨年末に中国へ行った時、潮州でも安渓でも『牛肉を食べに行こう』と誘われました。
潮州は昔から『牛肉丸』(肉団子)が有名で、タイの肉団子のルーツはこの潮州にあります。

しかし今回は火鍋でした。もちろん肉団子も入っています。

このような皿で牛肉が次々と出てきます。


日本の霜降りとは違う赤々とした牛肉です。


こんな鍋にまず野菜と香辛料を入れてしばらく煮ます。


肉は大きな穴あきお玉でしゃぶしゃぶにします。
肉団子の歯応えはキリキリとして高級かまぼこのようです。



肉が茹で上がったらこのような味噌ダレを付けて食べます。このタレがまた絶妙です。


やはり鍋はわいわいと大勢で食べるのが基本でしょう。


盛り上がってきたら白酎で乾杯が始まります。
これも基本中の基本ですね!



安渓の牛肉店は泉州式です。安渓県は泉州市に属していますが、泉州では今牛肉店が大流行していて、こちらは火鍋ではなく香辛料を数十種類入れて煮込んだ料理が基本です。


野菜ごはん、内臓の煮込み、スジの煮込み、肉団子のスープなど。

このバリエーションはさすが中国と言わざるを得ません。
日本の牛肉料理は世界でも有名ですが、このような安くておいしい牛肉料理は少ないと思います。
因みにこの安渓の牛肉店で食べた料理はお腹いっぱい食べても日本の某有名牛丼店の半額以下でした。
今中国へ行ったら牛肉店がおすすめです。
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2008/01/07     武夷山1999
武夷山の写真が思ったより少ないなと思いながら画像を見ていると1999年の写真が出てきた。
1999年と言えば武夷山が世界遺産に登録された年である。
この年の12月の画像だが、1999年の冬はものすごく寒かった。
池には氷が張り、拳大の大きさの石を投げ入れても割れなかった。
あの年以降武夷山であれほど寒い冬は一度もない。

当時のデジカメで撮っているので画像はあまり良くない。

大紅袍への山道を歩いていると道端の大紅袍二代の茶樹に赤い花が咲いていた。


しばらく歩いていると茶屋が目に入りその右手に大紅袍が生えているのが見える。
この道はもう何度通ったことだろう。



もう少し近づくと大紅袍がはっきりと見えてくる。


当時はこのような大紅袍の茶店があったが今はなくなり大紅袍の正面にもっと大きな茶店が出来ている。この頃の方が今よりずっといい。


冬の大紅袍はなんだか寂しそうだ。


かめきちはこの鷹嘴岩が好きである。なんだかギャオスみたいだがこの岩が福建省のシンボルになっている。


冬の玉女峰(mount wuyi)は美しい。


水のカーテンと言われる水簾洞は一年中天空から雨を降らしているようだ。


当時の武夷山茶葉研究所には良い古壺が埋もれていた。懐かしいが今はもうない。

武夷山が世界遺産に登録されてから観光客が増え続けている。
現在の大紅袍はその正面に出来た茶店から世界中の観光客に見つめられている。
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2008/01/09     湯を沸かす
お茶を飲むにはまず湯を沸かすことから始まります。
かめきちはこれまでにいろんな湯沸かし器を試してきましたが、
行き着いたのはこれです。


電熱器「かめきちスペシャル」

松村電熱器製作所の工業用電熱器A-300Wを400Wにパワーアップさせた
Special Heater type 400Wです。


パワーが違います。

湯を沸かすには沸くスピードも大事ですが、かめきちがいちばん大事に思う事は
静かに沸くということです。

中国や台湾に行くと1800Wもある電気湯沸かし器をよく使っていますね。
しかしあれほど音がやかましいものはありません。
特にプラスチック製のものは良くありません。
プラスチックの容器の湯が沸騰する振動音はまわりの音をすべてなぎ倒します。
雑音以外のなにものでもありません。
アナログレコードなどを聴きながらこの音が鳴ったら終わりです。


パワーアップするにあたってスイッチがいかに大切かがよく分かりました。
この電熱器は工業用ですから最初はスイッチなど付いていません。


スイッチ部分

画像をご覧ください。スイッチ部分の左上にふたつネジがあるのが見えると思います。
最初はこの部分にスイッチを付けていたのですが、高温になり過ぎるので足の部分に付け替えました。(因みに穴を塞いでいるネジはイタリア製です)


以前のスイッチ内部

接点が離れる(OFF)際のスパークによって少し黒く焼損しているのが分かると思います。
これを防ぐ為にArc Suppressor岡谷電機産業RE 1201が必要となります。

Arc Suppressor
岡谷電機産業
RE 1201 (0.1uF+120Ω)
275V A.C. class X2

現在のスイッチ
Switch panel Heat isolation boad
Glass Epoxy t.=1.6mm Toggle Switch

日本開閉器 S-301 15A 125V A.C.
  ↓仕様変更
富士測 ET-120A 20A 125V A.C.



Power Cable

スイッチだけでなくコード(Power Cable)も大切です。
オーディオ用のコードもそうですが、ロスが出来るだけ少なく電気が
流れなくてはいけません。

Power Cable
0.75 sq.mm
 ↓仕様変更
1.25 sq.mm

約1年間の試行錯誤の末ようやく完成しました。

完璧です。(´ー`)y―┛~~


かめきちのやかん


やかんは銅製の叩き出しを使っています。
水差しを間違って使ってはいけません。
(銅製のやかんと水差しを間違える人がよくいます)

振動音が少なく静かにお湯が沸いてくれます。





bill evans
conversations with myself

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2008/01/12     茶杯
中国の言葉に『酒はなみなみと、茶は八分目』というのがあります。
酒は酒杯に溢れんばかりに注ぐのが良いが、茶は熱いので茶杯に八分目くらいがちょうど良い、という意味です。

今日はかめきちの使っている茶杯を紹介します。


かめきちの茶杯たち

かめきちは普段この5種類の茶杯を使っています。


口径48mm 高さ25mm 現代

この茶杯が一番小さなもので品茶用です。
品茶はたくさん茶を飲むので小さな茶杯を使います。


口径65mm 高さ28mm 清代

これは主に鉄観音を飲むときに使います。
口が広い割には容量が少なく香りがよく立ちます。
この時代の白磁の白は少しくすんだようでなんともいい感じです。



口径67mm 高さ27mm 清代

これはプーアール茶を飲むときに使います。
上のものとほぼ同時代で口径も高さも似ていますが、容量が多いのでプーアール茶を飲むのに適しています。
プーアール茶を飲むときの茶杯は口が広く高さのあまりないものを使うのが基本です。


口径58mm 高さ48mm 古九谷

これはもう10年以上使っている九谷の茶杯です。
武夷岩茶や濃香系の青茶用に使っています。
これほど手に馴染む茶杯は他には出会ったことがありません。



口径58mm 高さ28mm 清代

これは鳳凰単叢を飲むのに使っています。
とても香りがよく立つ茶杯でかめきちのお気に入りです。
口の広がり方が絶妙でこれほど持ちやすい茶杯もそうありません。


清代の蓋碗と茶杯

清代の茶壺と蓋碗

茶杯はお茶を飲むときに直接口をつける道具ですからとても大事だと思います。
また、同じお茶を飲む場合にも茶杯が変われば微妙に茶の風味も変わってくるものです。
いろんな茶杯を試してみて自分に一番合うと思うものを見つけてください。
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2008/01/13     中茶牌を飲む
生餅茶の熟成具合を見るために緑印圓茶中茶牌を飲みました。


10年に一度の美術文字の包装紙です


昨年夏から比べると随分熟成が進んだ感じです


約4gの茶葉を崩してみました

餅茶を飲むときは生茶・熟茶にかかわらず表面と裏面とサンドイッチになった中身の茶葉とを均等に崩して淹れなければいけません。
それぞれに等級の違う茶葉を使用していますので表面だけを削り取って飲んでもその餅茶の風味は分からないのです。



一度洗茶をしたあと一煎目を淹れます


茶壺は100ccほどの大きさのものを使いました


茶杯は清代の白磁を使います


一煎目の湯色です

プーアール茶を茶壺で飲むときは(プーアール茶は普通茶壺で飲むものです)最初に洗茶した茶湯を一煎目の湯を注いだ後の茶壺に蓋の上からかけるわけですが、このとき蒸らさずにすぐに茶海に移します。
青茶を飲むときは茶壺の表面が乾くまで待って茶海に注ぎます。
よく蒸らし時間を何分とか表示していますが全く意味がありません。どんな茶葉でも飲むときの条件によって蒸らし時間は変わってくるのです。
茶が出たかどうかを見るには茶壺との会話しかありません。



3煎目を淹れています


深みのある美しい湯色です


茶湯に窓の外の景色が映っています。のんびりとした冬の昼下がりです。

去年の夏はまだ若さが残っていて青餅特有の辛味がありましたが、それもだんだん溶けてきた感じで煎を増すごとに甘さが出てきます。

20煎以上は飲める茶ですので休日の昼下がりにのんびりと音楽でも聴きながら楽しむのもいいでしょう。
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2008/01/21     プーアール茶を淹れる
最近は寒いのでプーアール茶をよく飲んでいます。
かめきちお気に入りの90年代下関銷法沱を茶壺で淹れました。












寒い時はプーアール茶をがぶがぶ飲めば暖まりますね。


お暇な方はかめきちの演奏でもお聴きください。
(右クリックで「対象をファイルに保存」で保存できます)

Second Lake
word,music,sing by kamekiti

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