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2008/05/22     武夷山・大紅袍
かめきちは武夷山に行くと必ず大紅袍に挨拶に行きます。

大紅袍の原木が10gで何百万円したとか、大紅袍の原木の茶葉を貰って飲んだことがあるとかいろいろと聞きますが、それらは全てプロパガンダに踊らされていたのです。

仮にそうした事実があったとしても、その茶葉は決して原木ではありません。なぜならば、原木の茶葉はずいぶん以前から、とてもおいしく飲める代物ではなくなっていたからです。

このことは武夷山の内山の茶農なら皆知っていることですが、それを言うことは今までタブーでした。

かめきちはこの10年間毎年大紅袍を観察してきましたが、年々弱っていく姿を見て、このままでは死んでしまうだろうと思っていました。


ところが、そのタブーを突然破ったのはなんと中国政府です。


中国政府は年々衰えていく大紅袍を見て、一昨年大きな決断を下しました。

大紅袍の健康を取り戻させるため、昨年より一切の採茶をやめてしまったのです。





ですから大紅袍は昨年からまったく採茶されていません。

本当に大紅袍の原木がそれほど素晴らしいものならばこれは大ニュースになるはずですが、全く報道されないのはどういうことなのか、ということを考えてみてください。





かめきちが見る限りでは、大紅袍はこの1年間で本当に元気になったと思います。

その結果かどうか分りませんが、武夷岩茶全体の売り上げが今年は昨年の5倍になったそうです。


中国政府の勇気ある決断を高く評価したいと思っています。






それでは元気を取り戻した大紅袍をご覧ください。














大紅袍は全部で6本ありますが、どの樹もたいへん元気になりました。

この緑の新芽を見てください。大紅袍のこのように青々とした新芽を見たことがありますか?



かめきちは今年、大紅袍(二代)の最高のものを日本に持ち帰ることを決意して武夷山にやってきました。




ではその大紅袍(二代)の最高の茶樹はどこにあるかというと、











この天車架と呼ばれる岩の頂上にあるのです。



ただあると言っても誰も信用しないでしょうから、かめきちがこの天車架の頂上に登ってご紹介します。








この山門を抜け道なき道を果てしなく登っていきます。








途中で下を見てはいけません。一歩も前へ進めなくなってしまいます。

40度以上はあるかと思うような斜面の幅50センチほどの道をひたすら登っていきます。


全身から汗が噴き出します。








登り始めて小一時間、そろそろ体力の限界かと思う頃やっと頂上にたどり着きました。







この中心に見える木の向こうに見えるのが鷹嘴岩です。

鷹嘴岩とは福建省のシンボルとなっている岩です。







これは鷹嘴岩を下から見た画像です。


お分かりでしょうか?

鷹嘴岩の頂上が目線より下に見えます。

真下を見ると気を失いかけます。










本当に天に近づいたような気分です。








これらの茶樹が大紅袍(二代)です。
(全部ではありません。肉桂と304号もあります)

天車架の頂上には約20ムーの茶園があります。このことを知っている人は内山に住む限られた茶農だけです。

この大紅袍こそが、現在「大紅袍」と呼べるものなのです。原木よりはるかに厳しい場所に后代を植えたのです。

ここにある大紅袍だけが「原木を超えている」と言われるものです。

産量は製茶して全部で10斤に満たないでしょう。







大紅袍の新芽はこのように赤くなります。これは新芽を摘んで残ったものですが、採茶直前の新芽は深紅に輝いています。


ここで採茶した大紅袍(二代)はまだ毛茶の状態ですので明日精茶して炭焙にします。

もちろん無農薬有機茶完全手工です。


炭焙の様子は明日の夜にアップします。






ところで話は変わりますが、大紅袍(原木)の近くに不見天という茶樹があります。






ご覧のように岩がせり出してきて「天が見えない」という意味で付けられた名前です。



この樹が岩の中腹にあるものを半天腰と呼びます。


ですから半天腰はこの字が正しいのです。





それでは明日の大紅袍炭焙画像をお待ちください。



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